１歳児クラスのお子さんたちも小ホールでモンテッソーリ活動をしています。こちらは「空け移し」という活動になります。トングを使ってボンボンを隣の器に入れていきます。最初はトングで掴むことが難しかったですが、繰り返すうちに自分で掴めるようになって、集中して活動をしていました。４月の頃の空け移しは中身をくるみにして、大きめのスプーンを準備していました。お子さんたちの様子を見ながら、中身を小さいものにしたり、大きめのスプーンから小さめのスプーンに変えました。３学期になってからは、小さめのスプーンからトングに変えて、更に指先の洗練、手首のコントロールが養えるように準備しました。このようにお子さんの興味や成長に合わせて教材を変えています。写真ではトングを持ってボンボンを挟んでいますね。指先に力がつくことで、例えば「豆をつまむ」「細い紐を持つ」などの緻密な作業や、指先を器用に使えるようになっていきます。指先が器用になるだけではなく、一人でできることが増えると自信がついて満たされた気持ちになり、それが豊かな人格形成に繋がっていきます。一人ひとりの活動をよく観察しながら、日々の活動の積み重ねを大切にしています。